志楽トピックス

「ぶらり途中下車の旅」で志楽の湯も紹介

2018年8月24日 ニューズレター
志楽ニューズレター第九号

「ぶらり途中下車の旅」で志楽の湯も紹介

ー矢向から立川まで南武線沿線の魅力を伝えるー

 

さる9月6日(土)9時30分から放映された日本テレビの人気番組「ぶらり途中下車の旅」で、志楽の湯が紹介されました。

同番組は毎週、旅人一人が東京近郊をぶらりのんびりと気ままに途中下車をしながら旅をいたします。今回はJR南武線がえらばれました。この鉄道は、昭和2年(1927)に南武鉄道線として川崎駅と立川駅の日本産業発展の中核となるために開通し、明治維新以降の日本産業発展史の生命線(ライフライン)として重要な役割を果たしています。南武線の始発駅となる川崎駅は日本で3番目に古い鉄道駅で、京浜工業地帯と中央線を結ぶ重要路線として、また軍事輸送も南武鉄道線が担っていました。立川は、戦前日本軍の航空基地のあった所で戦後米軍の基地の町として歩みますが、昭和52年(1977)に全面返還されました。現在は都市機能が整備され、多摩地区の中核都市として、また健康都市立川として発展し続けています。

番組では、旅人を演じた俳優の阿藤快さんが、100歳になる楠(くす)の木のある矢向駅、まだ昭和の雰囲気のある駅前から徒歩6分の志楽の湯・露天岩風呂での会話をかわきりに南武沿線の武蔵中原、武蔵溝ノ口、谷保、立川で途中下車し、その土地のユニークなお店、斬新な発想で発明や商売をしている人、匠の技術や志のある方々に出会いながら南武線の魅力を紹介していきました。

 

矢向駅前の楠の木の生い立ち

昭和2年(1927)3月、南武線が世界不況の中で開通しました。記念に3本の木、金木犀(きんもくせい)、木斛(もっこく)と、この楠の木が植えられました。しかし、昭和20年(1945)の戦災で駅舎を始め附近一帯は焼け野原になりました。そのとき、3本の記念樹も燃えてしまったのです。ところが、この楠ノ木だけが奇跡的に蘇りました。その後100年の歳月をたくましく、狭い土地でも根を張って生き延びています。小さな駅前のアスファルトで囲まれた真中で、生命の力を絶やさない、健気な楠の木を見に来てください。きっと、勇気が湧いてきます。

 

◆「いいお湯ですね。」

 志楽の湯が紹介されたのは番組冒頭で、工場やマンションが多い川崎の街中で温泉という意外な発見をした旅人が矢向から旅立つ前に、露天風呂でくつろぎながら地元の常連客と雑談するシーンから始まりました。「いいお湯ですね、肌がつるつるになって…」と感心する阿藤快さんに、「ここは浸透圧が高い高張性の温泉なので、温泉の成分が体内に入り込みやすく、一方体内の老廃物や毒素が排出されやすくなって、それで、肌も体の中もきれいになるんですよ.。」と志楽の湯のお客さんは説明していました。

 

ここはかつて縄文の森でした・・・原点に戻って温泉掘削。

また、志楽の湯が開設される前は、タカラ工業という半導体のテストを行っていた企業の工場があったことなどが、ナレーションで説明されました。そして、館内の御柱風呂や当時の工場の柱や廊下、躯体を使用した昔をしのばせる渡り廊下やレストラン志楽亭などが映しだされました。

むかしむかし、この一帯は縄文の森でした。工場が閉鎖された後、周囲の工場跡地にマンションが立ち並んでいく中、新たな企業家精神で温泉掘削に挑んだ結果、「志楽の湯」は誕生したのです。

 

矢向もかっては縄文の森でした。

温泉は何といっても秘湯が一番です。工場の跡地をどうしようかと悩んでいたところ、思い切って足元を掘ったら、天然温泉が湧き出したのです。原点に戻り、1500坪の工場跡地に、今から5000年前の縄文中期の森を想像してみました。「和の原点、縄文の心を形に」しようと試みました。都会人が自分を取り戻すために、「ほっ」とする雰囲気の温泉づくりに挑戦しています。「急がば回れの日本再生」をこんなやり方で始めました。これからは、みんな裸になったつもりで、げん氣(言気)を出し合いましょう。

 

タカラ工業の歴史

前身は昭和21年に府中で醤油の製造事業を始めたタカラ産業。昭和25年に川崎矢向にあった田中製革を買収(宝皮革に社名変更)。昭和27年にタカラ産業と合併。矢向工場で、昭和41年より東芝多摩川工場の半導体のマーキング、ボンディング、パッキング、耐熱テストなどや新幹線の電力素子テストの仕事を、その後堀川町、杉田、柳町工場などの電子レンジの中心部のマグネトロンや冷蔵庫コンプレッサーの仕事を請け負うようになり、社名をタカラ工業に変更。東芝各工場の撤退により、平成13年1月に工場閉鎖。跡地で翌平成14年5月、温泉掘削に成功し、平成17年4月20日に志楽の湯が開業しました。

 

黒川温泉に、舗装をしていなくてウッドチップを敷き詰めてある所を見つけて、ひざに負担がかからず、歩きやすかったので、志楽の湯でも試してみました。初めは砂利をひいていましたが、ウッドチップの方が足にやさしいということになったので、駐車場全体にウッドチップをひきました。これでほこりもたたなくなりました。

 

番組では、沿線のユニークな店や人々が紹介されました。

 

 ●武蔵中原

★自転車のペダルをこいで汚水を飲料水に変身させる「自転車搭載型浄水器」(日本ベーシック株式会社)

★“私が作りました”店長自慢の天然「お酢ジュース」(天然素材蔵)

● 武蔵溝ノ口

★福を呼ぶ井戸の水と丘の上のティールーム「星のサロン」(フィオーレの森)

● 谷保

★ブームを呼ぶか、ユニークな輸入健康グッズ(株式会社スター・サークル)

★富士見台商店街にある学生たちが経営するお店「とれたの」

● 立川

★外人ハウスの中にある、日本を代表する銅板造形作家の「ボンズ工房」

★音の出るものは全て楽器にするユニークな音楽団(ロバの音楽座)

 

番組放送日

日本テレビ・宮城テレビ・山梨放送・静岡第一テレビ

9月6日(土)9:30~10:30

BS日本テレビ

9月6日(土)22:00~23:30

再放送9月7日(日)16:00~17:00

札幌テレビ放送

(週遅れ)月曜日10:55~11:55

再放送(週遅れ)木曜日9:55~10:55

テレビ信州

(週遅れ)土曜日9:55~10:55

九州地区(BS日本テレビ)

5週遅れで放送

 

 

 

志楽ニューズレター 第九号 2008年9月30日発行

企画:グループダイナミックス研究所

発行所:志楽ダイナミックス